昌平通信は私の誇り!卒業生(2019年)の作文から
とても頼もしく、優しい先生がいる
進路:四年制大学 Mさん
-
昌平通信として誇りに思うことは大きく分けて3つある。
1つ目は、自身の夢に向かい努力している生徒が多いことだ。昌平通信には、いろいろな理由から、全日制には通えなくなった人がたくさんいる。しかし、全日制に通えなくても、自分で進みたい進路をしっかり実現するために、日々努力をしている。そういった自主性のある生徒たちがいること、これが誇れる。
2つ目は、学習環境だ。昌平通信では、年度初めに、自分がその1年で学ぶ教科を選ぶ。この時点で、生徒は、自身の小さな人生設計を立てる。なぜなら、自分が学ぶ教科を自分で選ぶということは、これからの自分、将来、自分が何になりたいかによって決まるからだ。この時、好き嫌いで選んでしまうと、後々、自分が後悔してしまうかもしれない。空いた時間は、アルバイトに行ったり、塾に通ったり、資格取得の勉強をしたりと、自分が今必要なこと、将来必要なことなどを念入りに準備することができる。
3つ目に、十人十色、様々な生徒を、カウンセリングの先生ぐらい近くで支えてくれる、とても頼もしく、優しい先生方がいる。私が卒業した後に、昌平通信で1番の良いところ、誇りに思うことを誰かに聞かれたら、私は1番最初に先生方を思い浮かべるだろう。
部活動で全国大会に出た
進路:四年制大学 Sさん
-
私が昌平通信の生徒として誇りに思うことは、部活動の競技で全国大会に出場できたことだ。
部活動には一生懸命に取り組んだ。1年生の時は練習と大会のサポートをした。全国大会を観て、来年は必ず出場したいと思った。2年生になり、S君とペアを組んだ。初めて会った時にはうまくやっていけるか心配だったが、杞憂だった。県大会では準優勝、全国大会では2回戦敗退だった。ペアでの練習は少なかったが頑張った。3年生になり、メンバーも5人に増えた。去年達成できなかった県大会優勝と全国大会2回戦突破を目標に練習を始めた。自分たちで練習メニューを考え、時間配分を設定するなど、少ない練習時間を有効に使えるようにした。個人では夕方、体力アップを目的に走った。これまで以上に真剣に取り組んだ。その結果、県大会優勝、全国大会2回戦敗退だった。目標にはあと一歩届かなかった。しかし、去年よりも精神的に強くなれた。相手にマッチポイントを取られても、粘って勝つことができた。苦しい状況でも粘れる強さは練習を頑張った成果だと思う。
3年間の部活動で多くのことを学んだ。活動一つ一つが私にとって大切なものであり、誇りである。この活動を通じて学んだこと、そして誇りを持って残りの高校生活、高校卒業した後も夢を実現できるように精進していこうと思う。
将来のイメージが広がった
進路:四年制大学 Sさん
-
昌平通信の生徒として誇りに思うことは、自分のペースで学べ、時間にも余裕があり、やりたいことができるところだと思う。
自分のペースでレポートをやることで無理のない範囲で楽しく勉強ができる、わからないところは、学校に行って先生方に聞けば、親切に教えてくださる。一つ一つ確実に学べるのはとても大きく、わからないところが減っていく感覚は勉強の楽しさにも繋がると私は思うのだ。中学までは勉強が大嫌いだったが、昌平通信に入学し、自分のペースで勉強ができることにより、前ほど勉強が苦手ではなくなった。そして、高得点を取ることできるため、次も頑張ろうという気持ちになり、更に勉強への意欲が高まった。
全日制とは違い、月に数回の登校のため、時間に余裕がある。アルバイトや趣味や夢に時間を使うことも可能なゆえに、より一層将来へのイメージがしやすい。そして何かに熱中することの楽しさを知ることもできる。私は接客業のアルバイトをしているが、アルバイトをして社会の仕組みやお客様に対しての言葉づかい、対応等をたくさん知ることができた。生徒のアルバイトに積極的な学校だからできたことだと思う。
そんな、生徒一人一人に親身になって下さる先生方で溢れている素敵な学校を、私はとても誇りに思う。もちろん通信制課程に対しての偏見もある世の中だが、偏見を持っている人に対して胸を張って学校の良さを言えるほどの素敵な学校だ。
辛い経験をした人達と高校生活を送れた
進路:短期大学 Kさん
-
私が昌平通信の生徒として誇りに思うことは、辛い経験で同じ気持ちをした人達や沢山の目標を持った人達と一緒に高校生活を送れたことだ。
私は昌平通信に転校する前は、県立高校に在学していた。友人とのトラブルで転校し、周りにどう見られるか不安で、自分がどうやって生活をしていたのかさえわからなくなった。幼い頃からの夢ですら諦めかけていたが、昌平通信の先生方は将来の目標を自分以上に一生懸命に応援してくれた。
転校の理由は、学校に居場所がない、でも自分の夢を叶えたいということだった。しかし、その当時の私は実際半分以上諦めていて、働いてのんびり暮らせばいいと、完全に自暴自棄になっていた。そんな中でも、先生方の絶えない真剣な応援と、一人の時間が増えたことで3ヶ月以上していなかったお菓子作りをしたときに、自分にもまだ好きなことがあると気づくことができ安心した。まだ将来の夢は消えていないとうれしくなった。
中学の頃から目標にしていた短期大学をもう1度調べて、合格を目標に懸命に取り組んだ。もう1度将来の目標と向き合わせてくれた昌平通信の先生たち、昌平通信に在学できたことをとても誇りに思う。
転学当初の私が知ったら驚くに違いない
進路:四年制大学 Tさん
-
私が昌平通信の生徒として誇りに思うのは、自分にあらゆる可能性を持てたことだ。
私が転入した当初、頑張れない自分と見えない将来に対して自信を無くし失望もしていた。しかし、学校生活を通じて良い方向に変われたと感じている。通信制は毎日通う必要がなく、自分がしたいときに勉強ができる。逆に言えば、自由な時間を計画的に活用する必要がある。それまでは言われた通りにやり、選択肢を示されて選んできた。私は、自分に関することを自分で決めるのが苦手だった。臆病な人間だとも思う。何よりも失敗したときのことを先に考えて行動してしまう。そんな私が、具体的に将来を考えられるようになった。
大学に進学して、卒業後は福祉の行政機関で働きたい。それは確かに誰に言われたでもなく、自分で考えた将来の目標だ。
高校を卒業できるか分からなかった私が、今は大学へ進学しようとしている。転学当初の私が知ったら驚くに違いない。過去の悔いは無くせないが、これからは目標に向かって努力しようと思う。転入して本当に良かった。
ここに通う決断をした「私」が誇り
進路:専門学校 Mさん
-
私が昌平通信の生徒として誇りに思えることは、通信制高校に通う決断した私自身だ。なぜなら、あのときの私は、通信制の学校にあまりいい印象を受けていなかったからだ。できることなら、全日制高校に通いたいと考えていたし、通信制高校の生徒となることに恥ずかしささえ覚えていた。そのため、決断がなかなかできずに悩む日々が続いていた。
だが、実際昌平通信に通ってみて良いことが沢山あった。自分の時間が沢山あり、自分のために充実した日々を過ごすことができている。何より、自分でスケジュールを管理する力や責任感など、これから社会に出て行った時に役立つ大切な力が身についた。
また、通信制に通わなければできなかったであろう個性的で面白い仲間ができたことだ。その仲間と一緒に学校生活を送れたことを本当に誇りに思う。本当に3年間があっという間に過ぎ去り、あと僅かな期間で昌平通信を去ることを寂しく思う。
今は自分が通信制の高校に通っていることを1㎜も恥ずかしく思わなくなり、堂々と胸を張ることができるようになった。本当に3年間先生方には大変お世話になりました。本当にありがとうございました。これからの人生も自信と誇りを持ち、精いっぱい生きていきたい。
他ではできない様々な経験を積めた
進路:四年制大学 Sさん
-
私が昌平通信の生徒として誇りに思うことは、様々な経験を積めたことだ。
昌平通信は自主性を重んじる学校である。主体的に時間の使い方を考え、学習している。自ら考え、行動することで、自己管理能力や責任感を得ることができた。働きながら勉強し、高校卒業資格をとることができるなど、自分の頑張りたいことを頑張ることができるのが昌平通信ならではの利点や美点でもある。そして私が誇りに思うことの一つでもある。私も昌平通信に来てから初めてアルバイトを始め、社会経験を積むことができ、自信を持てるようになった。
授業の一環で、特別支援学校へ行き、調理実習のサポートをしたことがあった。そういった貴重な経験を経て、子供達や先生方の優しさに触れ、将来また子供達と関わる仕事がしたいと思った。そういった将来のビジョンを持つ事ができるきっかけは、もしかすると他の学校に通っていたら無かったのではないだろうか。私は元々全日制の高校に通っていたが、体調を崩して、こちらの通信制に転入した。今ではこちらに通うことができて良かったと感じている。学校の中や卒業してからも、昌平通信生として自覚と誇りを持った責任ある行動を心がけたい。